バルセロナでのザイドルは、好調なスタートを切った2019年シーズンの勢いを維持するべく、スポーティングディレクターであるジル・ド・フェランの助けを借りつつ仕事にあたる。
開幕から4戦が終了した時点で、マクラーレンはコンストラクターズ選手権で中団グループのトップに立つ。だがド・フェランは、各チームが行なう種々のアップデートにより、スペインではその順位に変動が生じる可能性があると警戒する。
「バルセロナでは大きな順位変動が起きる可能性がある。多くのチームが様々なアップデートを行なうからだ。これは我々にはコントロールできない」とド・フェラン。
「我々には、自分たちの行なうことしかコントロールできない」
「肯定的な言い方をすれば、我々は自分たちの現在のマシンの長所も短所も理解している。だから把握した弱点については改善する必要があり、そのことに特化していかなければならないと話している」
「バルセロナで、そしてそれ以降のレースで、自分たちがどこへ向かうことになるのか、今はまったく分からない。一歩一歩、前へ進むだけだ」