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 2016年F1シンガポールGP決勝で、トロロッソのダニール・クビアトは9位、カルロス・サインツJr.は14位だった。

■スクーデリア・トロロッソ
ダニール・クビアト 決勝=9位
 今日はできる限りのことをやれたと思う。とても楽しかったし、すばらしいバトルをエンジョイしたよ。ただ、最初のスティントは良かったものの、残念なことに、その後は予想どおりには行かなかった。ペレスの背後に抑え込まれ、ストレートスピードが足りなくて彼をオーバーテイクできなかったんだ。本当にギリギリのところまでプッシュしたんだけど、どうすることもできず、悔しくて仕方がなかった。

 でも、またポイント圏内でフィニッシュできたことに満足している。そして、このところ厳しいレースが続いてきた中で、チームがとても良い仕事をしてくれた。

カルロス・サインツJr. 決勝=14位
 レースが終わった後も、腹立ちがおさまらない。昨日は予選で6番手と好位置につけていただけにね。

 レースは思わぬ出来事から始まった。レッドライトが消えた瞬間、僕は出遅れたマックス(・フェルスタッペン)を避けなければならず、そうする間にどこかからフォース・インディアが飛んで来て、僕とぶつかったんだ。一番被害が大きかったのは彼(ニコ・ヒュルケンベルグ)だけど、その次が僕で、その時にマシンの右側の一部が壊れてしまった。

 僕はその後もまずまずのペースで走ることができたし、ポイントを争う位置にいたのだが、オレンジボールを出されて、予定よりずっと早くピットに入らなければならなかった。そして、戻ったところが、よりによってひどいトラフィックのすぐ後ろだった……。

 しかも、レースの中盤あたりからERS(エネルギー回生システム)に問題が起きて、あとはできる限りの努力をしながら、最後まで走り続けるだけだった。

 今日みたいなレースは、本当にストレスがたまるよ。シンガポールのようなサーキットで6番手からスタートするというチャンスを手に入れながら、何ひとつうまく行かないんだから。そういうチャンスは必ず生かさなければならないのに、今日はそれができなかった。

 でも、決してネガティブにはなっていない。今週末、僕らが示したパフォーマンスのレベルは驚くべきものだったし、間違いなくポイント獲得は可能だった。次のマレーシアと日本でのレースに向けて、気持ちを切り替えないといけない。この2戦では今日よりも良い成績を残せることを願っている。

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