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 2016年F1シンガポールGP決勝で、ハースF1のロマン・グロージャンはトラブルのためスタートできず、エステバン・グティエレスは11位だった。
 チーム代表のギュンター・シュタイナーは、「ロマンの週末はひどい形でスタートし、最終日には状況がさらに悪化した。ブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルで決勝はスタートすらできなかったのだ。ロマンは今週末が終わって喜んでいることだろう」と発言している。

■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=スタートせず
 正直なところ、あまり言うべきことはない。僕のクルマはブレーキ・バイ・ワイヤを失って、とてもレースができる状態ではなかった。何が原因なのかはわからない。チームのみんなにも気の毒なことだった。彼らはとても難しい条件の中で、最善の努力をしてくれたからね。こういう事態は、誰にとっても辛いことだ。

 今回はFP1で走行時間を失った時から、厳しい状況になることは分かっていた。とにかく全力で仕事をして、マレーシアに向けての準備を整え、ベストなセットアップを見つけて、適切なアップデートを投入し、うまく機能しているのはどこかを確かめた上で、トラブルの少ない週末になることを望むしかない。

 僕はこのシンガポールでのレースと、チャレンジングなコースが大好きだ。ただ、この週末は、運が僕らには向いていなかったようだ。

2016年第15戦シンガポールGP ロマン・グロージャン(ハース)、予選でクラッシュ
2016年第15戦シンガポールGP ロマン・グロージャン(ハース)、予選でクラッシュ

エステバン・グティエレス 決勝=11位
 楽なレースではなかったけど、週末全体としては、まずまずの一貫性があったと思う。クルマの細かい部分を理解して、その改善に取り組むためには、こういう一貫性が役に立つはずだ。

 スタートで少しタイムロスがあり、それをコース上で取り戻すのはかなり難しい仕事だった。プッシュしようとするとタイヤがオーバーヒートしてしまい、スティントの終盤でドロップオフが来るんだ。

 だけど、今回もポイントまであと一歩の11位でレースを終えることができた。今後も悲観的にならずに、前進を続けるだけでいいと思う。クルーのみんなの仕事を誇りに思っているよ。彼らは本当によく協力しあって働いている。この週末は、いろいろと難しい部分もあったが、マレーシアではもっと良いレースができると思うし、クルマをより良く理解できれば、上位を目指しての戦いにも役立つはずだ。

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