投稿日: 2019.05.22 12:40
更新日: 2019.05.22 12:42
更新日: 2019.05.22 12:42
【あなたは何しに?】マクラーレンF1離脱後、ひさしぶりにレース現場に姿を見せたエリック・ブーリエ
Masahiro Owari
ふたり目は、元F1ドライバーのマーク・ブランデルだ。
ブランデルにとってスペインGPは1994年にティレル・ヤマハで表彰台を獲得した思い出の地だ。
「あれは私にとってF1で最後の表彰台となっただけでなく、ティレルにとっても最後の表彰台だった。いま考えれば、ティレルのような小さなチームで表彰台に上がったなんて、夢みたいな話さ。いまじゃ、小さなチームが表彰台を獲得するなんて、まず無理だろ。昔は夢があったよ」
ブランデルがここで表彰台にあがった1994年は、ローランド・ラッツェンバーガーやアイルトン・セナの死、そしてカール・ヴェンドリンガーが大事故に見舞われた直後におこなわれた。ブランデルにとっても、いつもとは違うグランプリだった。
「ふたりめの子供が生まれたばかりで、いろいろ考えたよ。たぶん、私だけでなく、F1ドライバーはみんなそうだったと思う。走るべきかどうか、とね」
ところで、ブランデルはどうして、スペインGPに来ていたのか。
「F2に参戦しているジョーダン・キングのマネージメントを行なっているんだ」
今年は、ヨーロッパラウンドで何度もブランデルに出会うことになりそうだ。
1 2