ハミルトンがメルセデスに加入したことで、ラウダは日常的にチームにより関与するようになり、今度はそのことが折に触れてブラウンを苛立たせるようになった。
「彼はそうする必要はなかった。だが彼はチーム内のプロセスを理解したがり、活発なメンバーになりたがった」とブラウンはつけ加えた。
「彼がより執拗なアプローチを取っていたことを認めざるを得ない。衝突したことも多くあった」
「だがメルセデス時代、我々は良好な仕事関係を見出し、最終的にはそのことがチームにも良いように働いた。ニキのアドバイスは常に有益なものだった。運営上の問題についてではなく、大局的な観点からのものだ」
「彼が残したものは非常に大きい。現在F1で優勢を誇り、おそらくF1の歴史上最も大きな成功を収めたチームの育成において、彼は重要な役割を果たしていた」と2013年末でメルセデスを離れたブラウンは結論づけた。