大規模な改修工事にコースレイアウトの変更は含まれなかったものの、ピットレーンの幅が少々狭められるという、若干の変更が施された。
「コースレイアウトを変えないことは我々にとって非常に重要だった。レイアウトを変更しない範囲で作業を行なってきた」とデュモンティエ。
「ビルはわずか30フィート(約9.1m)長くなっただけだが、幅はかなり広げている」
「FIAの承認を得たうえで、ピットレーンを10フィート(約3.0m)狭めざるを得なかった。そして建物のガレージ後ろ側を、ボート係留地の方向に35フィート(約10.7m)拡幅した」
デュモンティエは、ジル・ビルヌーブ・サーキットの目玉イベントはこれからもカナダGPであり続けるが、新しいピットビルは他のイベントにも貸し出されるとして以下のように述べた。
「ビルの主なユーザーはF1になるが、それ意外の期間は、複合施設内のスペースが他の各種イベントにも貸し出される予定だ」
「メディアセンターは多機能スペースとしても利用可能だ。また、すでにこのビルを使用する数多くのイベントが企画されていると承知している」