21周目にボッタスとベッテルがピットインするが、フェラーリはここでタイヤが用意できておらず6.1秒の静止時間をロスしてしまう。翌22周目にピットインした首位ルクレールは問題なく2.6秒でコースに復帰した。一方ハミルトンはまだタイヤの状態が良いと報告し、翌周にファステストラップを記録して第1スティントを伸ばすことを決める。
23周目にライコネン、翌24周目にアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がピットインするが、ポジションを争うノリスはステイアウト。25周目にピットインしたノリスはミディアムに換えてライコネンの前、ガスリーはハードに換えてライコネンの後ろでコースに戻った。32周目のターン3〜4のストレートでガスリーはようやくライコネン攻略を果たした。
ステイアウトしているハミルトンはペースが振るわず、フロントウイングのダウンフォース低下を感じダメージを疑う。ハミルトンは30周目にピットインし、フロントノーズを交換して11秒の静止時間になりベッテルの8秒後方まで後退してしまう。
一方、2番手のフェルスタッペンは3番手に下がったルクレールとほぼ同等のペースで走行していたが、31周目にピットインするとやはりベッテルの後方に戻り、ハミルトンの前に浮上した。

ルクレールは2番手ボッタスに4.5秒のギャップを築き、3番手ベッテルは10秒近く後方。その3秒後方まで4番手フェルスタッペンが迫る。一方後方ではスタートからミディアムで走りつづけるダニエル・リカルド(ルノー)の後方にノリスが迫り、41周目のターン4でオーバーテイク。ガスリーも45周目には抜いてノリスを追撃する。