――シャルル・ルクレールへのオーバーテイクについて、あなたの意見を聞かせてもらえますか?
フェルスタッペン:前の周にうまくいかなかったから、2回目はさらにブレーキングを遅らせた。そうしたら、コーナーの出口で僕たちは軽く接触した。でも、あれはレースの一部だと思う。あのコーナーは上り坂になっていて、ラインを外せば、ああなることは不思議じゃない。それを覚悟でオーバーテイクを仕掛けただけ。ただ、相手の背後を安全運転していたら、退屈なレースになっちゃうよ。
――ルクレールをオーバーテイクするのは、ターン3しかありませんでしたか?
フェルスタッペン:それは状況による。もし、シャルル(・ルクレール)がターン3でインを完全に閉めてきたら、次のコーナーに切り替えるしかなかった。その前に、セブ(セバスチャン・ベッテル)を攻略したようにね。どこで仕掛けるかは、前を走るドライバーがどうディフェンスしてくるかによるからね。

――今回の優勝はレッドブル・ホンダにとって、どんな意味をもたらすでしょうか?
フェルスタッペン:この1勝はとても重要な勝利となったことは確かだ。チームにとっても、ホンダにとっても。何よりうれしいのは、今日の勝利で僕たちのなかに存在していた、いくつかの疑問や不安が吹き飛んだということだ。いまはなんとも言えない気分だよ。
――あなたにとって、今日の勝利は過去の5勝と比べていかがですか?
フェルスタッペン:個人的にも、忘れられない1勝になると思う。だって、7番手からの大逆転だからね。今回の勝利がこれまでと一番違うのは、パートナーを組んでいるホンダと掴んだ初めての勝利ということ。それがいまはとてもうれしい。
