投稿日: 2019.07.08 13:24
ホンダF1甘口コラム オーストリアGP編:念願の初勝利でパワーユニット開発の方向性に自信。「自分たちにも勝てるポテンシャルがある」
Masahiro Owari
今回のオーストリアGPのレース前に、ホンダはレッドブルの首脳陣とミーティングを行なった。その席でレッドブルの総帥デートリッヒ・マテシッツはこう言ったという。
「今年、ホンダは信頼性とパワーに関して、すごく努力している。本当にありがとう。ホンダとタッグを組めて良かった」
こうした信頼関係を築くことができていたからこそ、オーストリアGPの週末は、ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターが「金曜日に田辺(豊治F1テクニカルディレクター)とも『ここは多少リスクを負ってでも、狙っていこう』と話し合っていた」と言うように、ホンダもパワーユニットのポテンシャルを最大限引き出すことにつながったのだと考える。
優勝会見で、フェルスタッペンは「何よりうれしいのは、今日の勝利で僕たちの中に存在していた、いくつかの疑問や不安が吹き飛んだことだ」と語った。
それは、ホンダにとっても同じだった。この1勝が、ホンダのスタッフに「自分たちにも勝てるポテンシャルがあるパワーユニットを開発できる」という自信を与えることになれば、この1勝は1勝以上の価値のある勝利となることだろう。
辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
■ホンダF1辛口コラム オーストリアGP編:マクラーレン時代から変わったレッドブルとのフェアな関係性
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