更新日: 2019.09.03 17:10
ホンダF1本橋CE予選後インタビュー:クビアトに不運もアルボンがQ3進出。「本来の実力通りの走りができた」
――レッドブルに比べて、トロロッソの車体設計の方が冷却に厳しいと言えますか?
本橋CE:どうでしょう。一概には比べられないですが、少しキツ目かなという気はします。ただそれ以上に、中団グループの中で走ってる方が大きいですね。前のクルマに詰まると、一気に温度が上がりますから。
――今回の予選ではフェルスタッペンが、パワーラグの症状を訴えていました。スロットルを開けた際に、ちゃんと付いてきてくれないと。それはトロロッソ側でも、ある程度はあったんですか?
本橋CE:そうですね。やはり過給器エンジンなんで、そこは程度の差こそあれ、どうしても出てしまいますね。スロットルの踏み方や、路面コンディションにもよります。特に予選になると、踏み方も変わってきますから。チューニングで何とかしようと、気をつけてやってる項目のひとつです。
―― 一般的に言うと、周回を重ねるうちにどんどんグリップがよくなるコースの方が、チューニングはしにくいですよね。
本橋CE:そうですね。二日目になって急激にバンと踏まれると、なかなか対応が難しい。
――全面再舗装した今年のシルバーストンは、初日から二日目にかけてはどうでしたか?
本橋CE:速くなっています。セットアップによりタイムの改善もありますけど、路面も確実によくなってる。ラバーがのってくる中で、速くなりましたね。
――アルボンは、レースペースもいいからと、入賞はしっかり視野に入ってるようでした。
本橋CE:われわれも、期待しています。今回はそんなに、タイヤにも厳しくなさそうですし。ダニールにしてもレースはすごく巧いですから、ダブル入賞を期待しています。決して不可能じゃないと、思っていますよ。