続いては、そのイギリスGPで、ベスト・オブ・ザ・レスト(トップ3チーム以外のトップ)となる6位を獲得したサインツに、ワークスチームのルノーとの戦いについての質問が。じつはコンストラクターズ選手権でもサインツのいるマクラーレンは、ワークスチームのルノーに21点差をつけてベスト・オブ・ザ・レストの4位にいるからだ。
「昨年の時点で、今年こうなることは正直予想していなかった。だって、僕は昨年ルノーにいて、最終戦のアブダビGPではルノーはマクラーレンに予選でコンマ5秒以上の差をつけていたんだよ(編注/Q2のヒュルケンベルグのタイムが1分36秒630で、フェルナンド・アロンソが1分37秒743だったから、実際には1.1秒の差があった)。確かに僕たちはいまチャンピオンシップで彼らよりも前にいる」
「でも、実力的にはまだ前にいるとは思っていない。実際にレースでは彼らとバトルして、結果的に前でフィニッシュいるだけ。それに、僕たちの目標はトップに返り咲くこと。ルノーだけを見て、レースしているわけじゃない」
最後は、コンストラクターズ選手権で60点のマクラーレン、39点のルノーに続いて、26点で6位につけているアルファロメオのライコネンに、フェラーリからアルファロメオに移籍して、何が違うか、そしてどれくらい楽しんでいるかという質問が。すると、ここでライコネン節が炸裂!!
「何が違うかって? そんなに違わないよ!! チームは違うけど、そのうちの何人かは以前、一緒に仕事したスタッフだし、今日行われている記者会見だって、去年と同じ。このあと、何本かメディアのインタビューを受けて、それからエンジニアとミーティング。F1は何も変わっちゃいない」
「つまるところ、F1にいる限り、昼と夜が逆転するように変わることなんてないよ。まあ、変わったことといえば、サーキットを出てからは仕事が少なくなったことかな。それこそが、自分が望んでいたことだよ!!」