――ドイツとハンガリーの2連戦の見通しはいかがですか?
リカルド:悪くないと思う。個人的には、ホッケンハイム(ドイツ)のレイアウトは大好きだ。特にスタジアムセクションに入ってからはね。ルノーのパッケージも、このサーキットではある程度の戦闘力を発揮するんじゃないかな。
2台揃って予選Q3にいくのは、決して無理な目標じゃないはず。いずれにしてもシルバーストン(前戦イギリス)の結果には、大いに力づけられたよ。予選もレースも、安定して速かった。(ルノー2台ともQ3進出。レースはリカルドが7位入賞)
フランス、オーストリアとちょっと手こずってたのが、あそこで持ち直した。その勢いが、ここでも持続できると思っている。
――イギリスGPは車体のアップデート効果が大きかったですか?
リカルド:オーストリアで新パーツをいろいろ試して、イギリスでは旧仕様に戻していたんだ。どちらが実際に戦闘力があるのか。まだ今のところは、完全には理解できていない。でも焦らず、じっくり見極めていくよ。
――チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグは定例会見で、「今季のマシン開発には満足している」と言っていました。あなたも同意見ですか?
リカルド:2018年のレッドブルでは車体に比べて、パワーユニットの開発に不満があった。それが2019年は、状況が逆転してるけど、正直まだ予想していたレベルには届いていない。でも、彼ら(ルノー)の潜在能力の高さはわかってるつもりだ。次のアップデートに期待だね。
――今季前半戦を振り返ってもらえますか。たとえば最高だったレースと、最悪だったレースなどはありますか?
リカルド:最悪の週末だったのは、まちがいなく開幕戦のオーストラリアだね。理由はふたつあって、ひとつはルノー移籍後最初のレースとしてすごく期待していただけに、予選Q3に進めず、レースはリタイアに終わった。あの結果には本当にガッカリした。そしてもうひとつの理由は言うまでもなく、僕の地元レースだったということだ。
最高だった週末は第7戦カナダGPだね。あの予選結果(4番グリッド)は、レッドブル時代の2018年モナコGPのポールポジションとおなじくらい達成感があったからね。