現在ルノーは、コンストラクターズ選手権において4位のマクラーレンに21ポイント差をつけられている。この差を縮めることがヒュルケンベルグの第一の目的であり、その差は手が届くものだと考えている。
「21ポイントの差があることは事実だ」とヒュルケンベルグは話した。
「でも僕たちの逃した結果やトラブルといったすべての問題がなければ、彼らに追いつくことは可能だったと思っている」
「彼らの順位やそのあたりのレベルに達することができるはずだ。確かにマクラーレンは現在非常に強力に見える。おそらく彼らは、これからシーズン最後まで戦うことになる僕たちの主なライバルチームのひとつだ」
もしルノーがリカルドとともにヒュルケンベルグの残留を決めたら、それは現在メルセデスのリザーブドライバーを務めるエステバン・オコンにとって打撃となるだろう。オコンは2020年シーズンにF1のグリッドに戻るためのひとつの可能性として、ルノーにチャンスがあると期待しているのだ。
オコンは、2019年シーズンに向けてランス・ストロールがウイリアムズからレーシングポイントに移籍することが決まったため、F1シートを失った。現在もメルセデスの支援を受けてはいるものの、今シーズン彼がF1に留まるチャンスはグリッド上にはなかった。
一方メルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、2020年シーズンに向けてオコンのために解決策を見つけることを望んでいると語っている。