Masahiro Owari
2019年F1第11戦ドイツGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
3位に入賞したダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

――もし、ヘルムート・マルコ(レッドブルのモータースポーツアドバイザー)が、クビアトを再びレッドブルに引き抜こうしたら、あなたは同意しますか。
トスト代表:もちろん、彼にはその能力が備わっている。いろんな経験を積んだことで、もう一段階高いレベルになっている。

 レッドブルはトロロッソと違い、チャンピオンシップを争うトップチームだからだ。常に勝利を目指してレースする別次元のスキルと、トロロッソとは比較にならないほど、多くのプレッシャーに打ち克たなければならない。

 いまのダニールにはその能力が備わっていると思っている。ただし、ドライバーを決めるのはマルコだ。私は常々、ドライバーは3年ぐらいの時間が必要だと思っている。ピエールについて、みんながいろいろ言っているが、忘れてはならないのは、チームメイトのマックスはもう今年でレッドブルで4シーズン目で、ピエールは1年目だということ。クルマだって、まだまだ合っていないだろう。

――後半戦に向けての抱負を。
トスト代表:われわれはフランスGPとオーストリアGPで、思い通りのパフォーマンスを発揮できなかったが、それ以外は決して悪いレースではなかったと思う。後半戦に向けては現在開発しているアップデートパーツを持ち込む予定だし、ホンダもアップグレードしたエンジンを投入することだろう。

 今日のレースでダニールに続いて、アレックスが彼にとって今季最高位となる6位になったように、われわれには2人の素晴らしいドライバーがいる。後半戦が楽しみだ。

――今後の目標は?
トスト代表:昨年のコンストラクターズ選手権(9位)を上回ること。できれば、5位か6位でフィニッシュしたい(ドイツGPで5位に急浮上)。いまの調子なら、決して不可能ではないと思っている。

2019年F1第11戦ドイツGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が健闘を称えあう
2019年F1第11戦ドイツGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が健闘を称えあう

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