更新日: 2019.08.04 12:12
フェルスタッペンの初ポールインタビュー:ホンダPUのパフォーマンスの向上に、「開幕当初の状況を思えば、進化の度合いは素晴らしい」

――シーズン序盤のレッドブルは、決して車体性能が優れていなかった印象です。その後、どれだけ進化したと考えていますか。
フェルスタッペン:いや、車体単体の問題じゃなく、パワーユニット(PU/エンジン)も含めたパッケージとしての問題だったと思っている。その後パワーユニットは確かに大きく改善されたけど、でもまだ本当に望むレベルには到達していない。
ただメルセデスとフェラーリには、確実に近づいてる。特にフェラーリに対してはね。車体については、オーストリアのアップデートで大きく戦闘力が向上した。
それからも毎戦、改良を重ねてきて、ひとつひとつはそれほど大きなものではないけど、確実にマシンバランスはよくなっているね。それはまさに僕らの望んでいた形であり、今週末のように大きなダウンフォースが要求されるサーキットでは、真価を発揮できている。
――予選パフォーマンスの向上は、あなたがずっと要求していたことですよね。
フェルスタッペン:そう。それさえできれば、レース本番もずっと容易な展開になるからね。だから僕らはパワーユニットの戦闘力向上をホンダといっしょになって必死にやって来た。
もちろん、エンジンが壊れてしまったら元も子もないから、そうならないレベルでね。そして今、進化が実感できた。それはこの週末だけでなく、今後も有効なはずだ。開幕当初の状況を思えば、ここまでの進化の度合いは素晴らしいとしか言いようがない。
――この4戦では、あなたが誰よりも多くのポイントを獲得しています。
フェルスタッペン:大事なのはシーズンを通じて、もっとも多くのポイントを獲得することだよ。