「適切な環境があるならば、絶対に彼らにとどまってもらいたい。我々は成長しつつあるチームで、彼らはF1のビジネスについてを勉強中のドライバーなので、現状ではお互いにとって良い組み合わせになっている。残留を望まない理由はない」
マノーは今シーズン大幅な進歩を見せはしたものの、グリッド下位を争う状況が続いている。ウェーレインとオコンにとって、実力を証明するには難しい環境のようにも見えるが、ライアンはこう説明する。
「我々は成功しつつある、確かなチームだ。物事が進むにつれて、改善が見られている。もちろんメルセデスと対等に戦えるほどではないが、それはどのチームにとっても同じことだし、いまでは競争力もあって他のチームとは戦えている。その点で言えば、我々にも彼らの良さを引き出す機会はある。ふたりは良いファイターで、1年目の今季にトップドライバーらと戦っていることを忘れてはならない。素晴らしい仕事ぶりだ」
一方でDTMチャンピオン保持者のウェーレインは、ペイドライバーにシートを奪われることを懸念している。現状ではウイリアムズ、ルノー、ザウバーのシートが残っており、ライアンとマノーを感心させるようなドライビングを見せているとはいえ、今後どうなるかは「誰にもわからない」とウェーレインは言う。