投稿日: 2016.09.29 19:38
更新日: 2016.09.30 10:34
更新日: 2016.09.30 10:34
ウイリアムズ、元フェラーリのF1エンジニアと「次のレベル」を目指す
Translation:Kenji Mizugaki
スパニョーロの招聘は、ウイリアムズにとって大局的な戦略の一部だ。チームが彼に期待する役割は、タイヤの理解だけではなく、「ライバルの長所を理解すること、およびリソースを優先的に割り当てるべきパフォーマンス領域を特定すること」にあるという。
さらにスメドレーは、次のように語った。
「私たちには、(タイヤ以外にも)やるべきことがたくさんある。舞台裏での研究開発についても同様だ。週末のサーキットでの仕事や、日々の生き残りのための戦いばかりではなく、将来的に成果が得られるような、中長期的な研究開発も考える必要がある」
「現在このチームがいるパフォーマンスフィールドから、次のレベルへと進むには、そうした部分が重要だ。いま手元にあるものを最大限に生かそうと試みるだけではダメで、今後パフォーマンスを向上させられる領域はどこなのかを探していかなければならない」
「その点において、彼と彼のグループはチームの力になってくれるはずだ。他にも何人か若くて優秀なスタッフがいるし、チームの内外を問わず、優れた才能を探し続けてきたからね。私たちは、いまも積極的に求人活動を続け、組織を拡大しつつある」
「また、タイヤの理解に関しては、人材とインフラの両面で、本物の長期的な体制が構築されている。チームとして前進したければ、そういう考え方を持つ必要があるんだ」
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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています