──たとえばコンストラクターズ選手権でフェラーリと2位争いをするような状況だと、性能向上とペナルティの兼ね合いを考えないといけないですね。
田辺TD:そういうことも、ありますね。もちろんトロロッソの5位争いも、重要ですし。争いはさらに拮抗しています。
──今回のレッドブル人事について。個人的感想でもけっこうですが……。
田辺TD:個人的にはビックリしましたが、ホンダ側のやることはまったく変わっていません。スタッフもドライバーといっしょに動かずに、今までの流れの中にドライバーがスッと入る形にしました。
──一応、スタッフを代えるかどうかの話し合いはしましたか?
田辺TD:しました。でも話し合うというほどのものではなかったです。
──シーズン途中のドライバー交替は、ホンダとしても避けてほしかったのでは?
田辺TD:あくまでチーム事情ですから、われわれはその決定を尊重するだけです。何より今回は、同じパワーユニットを供給している2チーム間での異動で、まったく別のチームからドライバーが来たわけじゃないですからね。不都合はありませんでした。両チームにとって、前向きな形になってくれることを願っています。
