更新日: 2019.09.02 04:36
ルクレール、ユベールに捧げるF1初勝利、ホンダPU勢は3台入賞の大健闘/F1第13戦ベルギーGP決勝
その後方ではフェルスタッペンに詰まって行き場をなくしたリカルドがストロールに接触されてこちらもマシンが飛び上がる。リカルドとライコネンはフロントウイングを壊しておりピットインして交換、ミディアムに履き替えて挽回を図る。スタートでパワーデリバリーに問題を抱えたサインツは大幅に出遅れてピットに戻り最後尾で何とか戦線復帰を果たした。
これで順位は首位ルクレール、2番手ベッテル、3番手ハミルトン、4番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、5番手ランド・ノリス(マクラーレン)、6番手ロマン・グロージャン(ハース)、7番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、8番手ペレス、9番手ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)、10番手ストロール、11番手クビアトとなった。17番グリッドだったアルボンは13番手まで浮上している。
レースは4周目に再開される見込みだったが、サインツが最終シケインにマシンを止めてしまい延長。翌5周目に再開となった。
2番手ベッテルはターン1のブレーキングでフロントタイヤをロックさせて挙動を乱してしまうが、続くケメルストレートで襲いかかるハミルトンとボッタスをなんとか抑えて2番手を守り切った。一方、アルボンはストレート車速の伸びるヒュルケンベルグに抜かれて14番手に下がってしまった。
各所で膠着状態が続くが、10周目にはペレス、11周目にはガスリーがマグヌッセンをパスして7番手・8番手に上がる。ハース勢はストレートが伸びずに苦労している。
2番手ベッテルよりペースに余裕がある様子のハミルトンだが、ベッテルに接近して抜くのは苦労する。16周目にベッテルがピットインすると、メルセデスAMG勢やルクレールはこれに追随せずステイアウト。この間に計算上はベッテルが前に出る。
21周目にルクレールがピットインしミディアムに履き替えてコースに戻ると、ベッテルの5秒後方に。翌22周目にハミルトンがピットインするが左リヤのロスで3.6秒掛かってしまいルクレールの3秒後方へ。ボッタスはさらに翌23周目にピットインし、こちらは2.1秒でスムーズにコース復帰を果たした。
27周目のメインストレートでフェラーリはベッテルにポジションスワップのチームオーダーを発令し、ベッテルはこれに従ってルクレールを先行させる。後方からは3番手ハミルトンが徐々に迫り、ベッテルは早めに履いたタイヤがレースの最後まで保たないと思うと無線で訴える。