■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=8番手

このマシンを速く走らせるために何が必要なのかを学んでいる最中だが、それでもQ3最後のランまではいい感触を持てていた。
グリッド4番手か5番手あたりをかけて戦っていたけれど、赤旗が出て、Q3最初のラップは台無しになった。2回目のアタックではいいタイムを出すことを最優先事項にしていたが、(最初のランで)すでにタイムを出したドライバーたちには、(アウトラップを)低速で走る余裕があったようだ。全員、コースに出るのが遅すぎた。誰もがスリップストリームを得ようとして、先頭を走るのを避けており、それが遅れにつながった。
今のF1マシンはドラッグが大きく、トウを得れば、0.2秒か0.3秒は稼げる。そうすれば予選順位を上げることができるんだ。
(Q3のアウトラップで)前のマシンをかわそうとしたが無理だった。遅いペースで走っていたので、タイヤの温度を保つために、ストレートで皆がウィービングしていた。そのためにオーバーテイクすることができなかった。
ターン4の時点で、間に合わせるのは難しいと気付いた。全員が時間切れになりつつあることに気付いて、突然ペースを上げて、全開で走り始めたよ。
(タイムをまだ記録していなかったのだから)2回目のランでこれほどのリスクを冒すべきではなかったと思うが、トップ5をかけて戦っている状況だった。予選でいいポジションを確保できれば、決勝がかなり楽になったと思うと残念だ。でも昨日(のプラクティスでは)いいペースで走れていたから、チャンスは十分あるよ。