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投稿日: 2019.10.08 18:57
更新日: 2019.10.09 12:49

ライバル2強に挑むレッドブル・ホンダ。勝負のカギはパワーが重要なセクター2攻略。雨がらみになれば番狂わせも【今宮純のF1日本GP鈴鹿プレビュー】


F1 | ライバル2強に挑むレッドブル・ホンダ。勝負のカギはパワーが重要なセクター2攻略。雨がらみになれば番狂わせも【今宮純のF1日本GP鈴鹿プレビュー】
2019年F1第16戦ロシアGP セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第16戦ロシアGP セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレール(フェラーリ)

 いっぽうのフェラーリとしては東西ストレート・エリアでどれだけ“セーブタイム“を見いだせるか。それはスプーンとシケイン出口のシャシー・トラクションにかかってくる。ロシアGP決勝では最終セクションで高められず、ルクレールの加速力ではメルセデス相手に逆転できず3位だった。PUアドバンテージを最大活用するにはフェラーリSF90のセットアップがポイント、それがしっかりできるかどうか……。

 ベッテル対ルクレール、信頼関係などよりふたりの鈴鹿セットアップが気になる。ここで勝ちも負けも知っているベッテルは2年目新鋭シャルルよりはるかに知見も知識が豊富。オーバードライブを戒めねばここは、モナコみたいにコース脇に刺さることになる。ザウバーで昨年健闘したルクレールだが4勝経験あるベッテルとの“対決”は、メルセデスふたりのそれよりはるかに興味がある。個人タイトルには無縁なふたり、この鈴鹿で速さ比べだ。

 おそらく日曜・決勝には久々に10万人以上が詰めかけるだろう。レッドブル・ホンダとフェルスタッペンへの期待度が、マクラーレン・ホンダとアロンソのころとは違うからだ。

■ホンダPU回生パワーが重要となる鈴鹿のセクター2


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