ホンダは夏休み明けの第13戦ベルギーGPからスペック4を投入しているが、ターボに関してはスペック3と同様のものが組み込まれており、圧力比の高い状況で効率の良さを発揮する仕様となっている。

 これによって、「圧力比の高いところで使用しなければならない状況でも、動作点的には以前のものより効率のいいところで使えるという効果は確認できています。パフォーマンスの落ち分を助ける意味で協力している」(田辺豊治F1テクニカルディレクター)という。

 このターボの効率の良さは冷却面でも大きな助けとなり、海抜約700mのレッドブルリンクで行われた猛暑の第9戦オーストリアGPで、レッドブル・ホンダが今シーズン初優勝に結びついたことは記憶に新しい。

 あれから約4カ月、メキシコGP初日、レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンが総合2番手という好ポジションで発進した。

「ここメキシコは高地ですので、今日のセッションではそれに合わせたセッティングの確認を重点的に行いました。基本的には順調な一日でした」と語る田辺TDは、2週間前の日本GPを次のように振り返った。

「結果がどうなっていたとしても、マックスが鈴鹿で最後まで戦う姿を多くのファンに見せたかった」

 今週末のメキシコGPでは、ホンダの効率の良いターボが搭載されたレッドブルのマシンを駆るフェルスタッペンがチェッカーフラッグを受ける姿を見られることを、日本の多くのF1ファンが願っている。

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