Mineoki Yoneya

 クビアトもQ2最後のアタック直前にルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のコース上での交錯に巻き込まれていなければ、本来のアタックを決めてQ3に進むだけの速さはあったはずだった。

「ハミルトンとマックスが何をやろうとしていたのか、理解出来ないよ。僕はブレーキングして避けなければならなかったし、タイヤが冷えて最後のアタックに影響を受けてしまった。予選では時にこういうこともあるから仕方がないとは思うけど、何らかの措置があっても良いとも思う。彼らはもうQ3進出が決まっているから良いけど、僕はそうじゃなかったわけだからね」

 シーズン後半戦のクビアトはいまひとつ上手く回らないレースが続いている。夏休み明けに続いたトラブルが一段落したかと思えば、こうした外的要因に阻害されたり、それによって自身のドライビングがやや粗くなってしまったり。

 メキシコGPでも最終ラップの接触でペナルティを科されてポイントを逃したが、アメリカGPでもまた最終ラップのターン15でセルジオ・ペレス(レーシングポイント)のインに飛び込み、5秒加算ペナルティを受けて12位に後退してしまった。

「僕は彼とサイドバイサイドでバトルをしてインに飛び込んだだけだ。そしたら彼がドアを閉めた。これは普通のことだ。それで接触をして、今度は僕が(ターン17~18で)アウト側から彼をオーバーテイクしたんだ」

2019年F1第19戦アメリカGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
2019年F1第19戦アメリカGP ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)

 10位でフィニッシュしポイントをもぎ取ったと興奮冷めやらぬ中、ペナルティを聞かされたクビアトは「クソだね、全く信じられないよ。言葉もないよ、本当に馬鹿げた裁定だ。全く受け容れがたいね」とこの裁定を真っ向から批判した。

 しかしターン15でクビアトはインカットするようなかたちでペレスに並びかけ、接触してフロントウイングをもぎ取りながら押し出したように見え、この裁定は仕方のないものと言えた。

 一方、ガスリーも残り3周でペレスと接触を喫していた。

■マクラーレンと同等のポテンシャルを見せたものの……

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