ザントフォールトはイタリアの建築企業ドローモに改修を委託している。
「我々は専門家が必要だと認識していた。そのためドローモに連絡をとった」とウエイヤーズは付け加えた。
「我々の考えを伝え、ザントフォールトを昔ながらのサーキットに留めたいという説明を行った。彼らはそれに基づいて作業を始め、それは非常にうまくいった」
FOMの代表団が初めてザントフォールトを訪れた後、オーバーテイクが難しいことで悪名高いこのコースで、どのようにオーバーテイクを増やすかについて話し合ったという。
「2017年の1月に話を戻すと、フォーミュラワン・マネジメントの人々が施設とサーキットを初めて見学に来た。彼らは”昔ながらのサーキット”にとても魅了されていたよ」とウエイヤーズは振り返った。
「我々は、コースについて変更はほとんどできないと指摘した。ストレートを200メートル伸ばすなどできないからだ」
「その後我々はFOMの技術担当者たちに会い、ザントフォールトをどのようにしたら”セクシー”でオーバーテイクに適したコースにできるか話をした」
「最初のアイディアはターン13をシャープにするか、シケインを入れてスピードを落とさせるというものだった。そうすればドライバーは最初のターンに向けて全開で加速し、早い段階でDRSを利用できるからだ」