フェラーリは何年にもわたって育成し、指導した才能の持ち主を抱えてはいるものの、FDAメンバーのなかからフェラーリのF1シートを獲得したドライバーはルクレールのみである。
しかし多くの人々は、20歳のシューマッハがルクレールに続き、伝説的存在である父の後を継ぐと考えている。ビノットは、シューマッハは来季にF2で結果を出す必要があると主張しており、非合理的な行動をとるつもりはないという。
「どれだけ向上できるかを理解するという点で、彼(シューマッハ)にとっては来シーズンが鍵となると思う」とビノットは語った。
「彼には1年間の経験があるので、来季はさらに期待している。我々としては、彼は将来的にF1昇格の良い候補になるだろうと確信している」
「彼は、先々フェラーリのどちらかのシートの候補生になるだろうか? それを言うにはまだ早すぎる」
「しかし、繰り返しになるがFDAの目標は今後のフェラーリにとっての才能を探すことだ。彼はFDAの一員だ。それは彼がそこに留まるだけの才能を持っていると、我々が信じているからだ」