ウォルフはまた、チームが成功を収めるためにはふたりのドライバーの競争心をうまくコントロールすることが非常に大事であると考えている。ハミルトンとボッタスのペアに関してメルセデスはうまく対処できており、そういう意味で今のラインアップは最強であるという。

「ドライバーたちの究極の目標はドライバーズタイトル獲得であり、その夢を追求していくものだ。その事実を受け入れつつ、彼らをうまく管理していく必要がある」とウォルフは言う。
「そのことが緊張を生み出すかもしれない。彼らの目標は必ずしもチームの目標と一致するとは限らないからだ」
「我々は、世界一成功したスポーツチームの仲間入りをするというメルセデスの目標を、ドライバーたちより常に優先させてきた。この数年、うまくそれができたことを誇りに思う」
「バルテリとルイスはとてもうまく協力し合っており、それと同時に激しく競い合っている」
「チームにとって非常にポジティブな状況だ。そういう意味で、我々は今後に向けて最高のドライバーラインアップを擁していると断言できる」