1戦で思わしくない結果が出たからといって性急に新システムを廃止するのではなく、バーレーンで再度検証してから方向性を定めることにしたと、F1商業面のボス、バーニー・エクレストンが木曜に発言した。
「彼らは私の提案を実行する。つまり次のレース(バーレーン)でシステムは変えない」とエクレストン。
「その(バーレーン)後、じっくり検討し、このシステムを採用するのは正しいことなのか間違ったことなのか、結論を出す。修正する必要があるのか、廃止すべきなのかを決めるのだ」
「元々はFIAの考えだ。彼らがやるべきだと考えたことは何でも受け入れると、私は彼らに言った。だがやるべきことが何なのか誰にも分からないので、このままの状態を維持し、(バーレーンの)レース後に検証することにした」
「これはプロトタイプであり、2戦を使って、正しい行動か間違った行動かを検証する」
「チームも自分たちがやっていることが正しいのかどうか理解しておらず、参考にはならなかった」
ハイブリッドバージョン案は棚上げされたが、バーレーン後の検証の結果、採用される可能性は残っている。
オーストラリアGPで新予選システムを実行した後、大勢のチームボスやドライバーたちがこれを批判、エクレストンも「非常にばかげている」と発言していた。
一方でフォース・インディアのチーム副代表、ボブ・ファーンリー、ウイリアムズのテクニカルディレクター、パット・シモンズ、ピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーらはもう少し時間をかけて検証すべきだという考えを示していた。