最近ではエステバン・オコンが、行き詰った状況に陥った。マノーとフォース・インディアから50戦に出場した、メルセデスのジュニアドライバーであるオコンは、高い評価を受けながら、2019年にシートを確保できなかった。1年間控えにまわったオコンは、ようやく今年3月にルノーから復帰を果たす。

メルセデスF1チーム代表であり、オコンの個人マネジメントチームの一員でもあるトト・ウォルフは、こうした問題が起こり得ることを痛感しているが、F1に新チームを迎えることについては慎重な姿勢でいる。
「我々は新チームを探すべきだろうか? グリッドに加わることに関心があり、強固な基盤と大きなブランドを擁している場合は、話し合いをしてはどうだろう」とウォルフは語った。
「従来のテレビ視聴者数、デジタルスペース、スポンサーシップといったものからの数字すべてに成長が見られている。F1はまた、2021年には支出制限を行うし、成長分野であると言えると思う」
「だが我々全10チームは、限られたグリッドの一員であることを誇りに思うべきだ。我々はこの先にあるチャンスと可能性に意識的であるべきだし、誰にとっても有益なビジネスに作り上げることに集中しなければならない」
