トストは、バーレーンの時点でレッドブルはアルボンを将来のドライバー候補として考え始めていたと述べている。アルボンの将来について、レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーおよびモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコとともに話し合いを行ってきたとトストは言う。
2019年のサマーブレイクの間に、レッドブル・レーシングはピエール・ガスリーをトロロッソに戻し、アルボンを起用することを発表した。アルボンはF1にデビューしてわずか数カ月でトップチームで走ることになったのだ。しかしアルボンはレッドブル・ホンダでの9戦のうち8戦でトップ6に入り、その安定したパフォーマンスを評価され、2020年に向けて契約が延長された。
アルボンは2020年にはチームメイトのマックス・フェルスタッペンにさらに近づくことが求められるが、焦ることなく学習を積んでいってほしいと、トストは述べている。

「チームメイトがマックス・フェルスタッペンのようなドライバーである場合、ポジティブな要素は、自分がどの部分でタイムを稼ぐことができ、どこでタイムを失っているのかが分かることだ」
「だが一方で、マックスがあまりに速くて自分が対抗できない場合は、フラストレーションがたまるだろう」
「アレックスは自分のことに集中するべきだ。学習し、自分のやり方で向上していくのだ」
「まだF1での2年目だ。ドライバーがF1を理解するには最低でも3シーズンはかかると、私は考えている」