「プライベートで全般的に幸せな生活を送っているアスリートはたくさんいる」とハミルトンは述べた。
「適切な考え方をして、休みをとって充実した時間を楽しむのと対照的に、(難しいことではあるけれど)どれだけ仕事に専念するかということについて、適切なバランスを見つけるんだ」
「そうしたことをうまくやっている人たちもいる。セブ(セバスチャン・ベッテルの愛称)がそうだね」とハミルトンは、フェラーリのライバルであるセバスチャン・ベッテルを、F1以外の時間は家で家族と過ごすことを何よりも楽しんでいることで有名なトップレーシングドライバーの例として引き合いに出した。
「でも僕はそれ(バランス)を見つけることが本当に難しいと思っているひとりだ」
「できる限り高い競争力を持つことを目的としていると、結局のところは100%専念したくなる。なぜなら、他のドライバーよりも集中できていないようなことにはなりたくないからだ」
「全体的にすべてを費やすことができる人はある程度の数しかいない。どれだけの犠牲を払いたいかということによって違ってくるんだ。他にも責任やその他のやるべきことが追加されて、負担が増える」
「人によって違うけれど、他のスポーツのアスリートと話したり、彼らについて読んだりした限りでは、僕たち全員が似通った状況にあることは間違いない」
ハミルトンは2020年に7度目の世界タイトル獲得を目指して、“機械のように戦う”と誓っている。もし7度目の戴冠が実現すれば、ハミルトンは偉大なミハエル・シューマッハーの記録に並ぶことになる。
今月初めに35歳になったハミルトンは、ファンに対してソーシャルメデイア上で“これまでにない新たなレベル”に達していると語り、グリッド上で最年長のドライバーという好ましくない栄誉を避けるために『キミ・ライコネンにお金を払ってF1に残ってもらうようにする』と冗談を交えていた。
