更新日: 2020.02.20 12:05
メルセデス&ハミルトンが盤石のスタート。フェラーリは11番手も「問題なし」/F1バルセロナテスト1日目
■レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、168周を走行。スピンは作業に影響せず
4番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。フェルスタッペンはドライバー別周回数で最多の168周を走りこみ、午後に1分17秒516(C3タイヤ)の自己ベストタイムを記録した。最終シケインで2回スピンする場面もあったが、マシンの限界を探るなかでのことで問題ないとしており、今季型『RB16』は全般的に昨年型より速さが増していると、ポジティブな発言をしている。
■スムーズな一日を過ごしたアルファタウリ・ホンダ
元トロロッソが、アルファタウリとして新たなスタートを切った。事前に『AT01』のシェイクダウンを終えていたチームは、この日、本格的な作業をスタート、ダニール・クビアトが116周を走り、1分17秒698(C3タイヤ)で5番手となった。クビアトは、大きな問題もなくスムーズに作業を進めることができていい一日だったと振り返っている。
■マクラーレン「久々に好調なテスト初日」と満足
6番手はマクラーレン『MCL35』で周回したカルロス・サインツJr.だった。サインツは161周を走り、1分17秒842(C3タイヤ)をマークした。レーシングディレクターのアンドレア・ステラは、「これほど好調なテスト初日を送ったのは久しぶりのこと」とコメント。サインツも「昨年型より進歩していると感じる」と好感触を得ている。
■ルノー、暫定カラーの『R.S.20』を披露。オコン&リカルドが走行
ルノーF1チームのダニエル・リカルドとエステバン・オコンが、7番手、8番手に続いた。午前はオコンが担当、62周を走り、1分18秒004(C3タイヤ)をマーク。午後のリカルドは、56周を走り、1分17秒873(C2タイヤ)でチームメイトを上回った。ルノーは『R.S.20』をこの日初めて正式に披露、全体がブラックに彩られたマシンを走らせた。チームによると、これはテスト用のカラーだということだ。
■「ウイリアムズ『FW43』はハンドリングが大幅に向上」とラッセルが喜ぶ
ウイリアムズF1の『FW43』を午前に走らせたジョージ・ラッセルは9番手、午後に走行したルーキーのニコラス・ラティフィは12番手だった。2019年はマシン完成の遅れからテスト2日目からの参加となったウイリアムズだが、今年は初日から順調に周回を重ね、ラッセルは73周のなかで1分18秒168(C3タイヤ)、ラティフィは63周のなかで1分18秒382(C3タイヤ)をマークした。ラッセルは『FW43』は昨年型と比べてハンドリングが圧倒的によくなったと述べている。