一方、チーム代表のマッティア・ビノットは、同じ記者会見において、自分が望むのは、2021年以降に向けてベッテルとの契約を更新することだと、繰り返した。
頻繁に緊張状態になるベッテルとルクレールの関係について尋ねられたビノットは、「セブ(ベッテル)は我々の第一の選択肢だ。これがF1における最高のラインアップだ」と主張した。
「彼らがフェラーリのために走ってくれることを大変うれしく、そして誇りに思っている。我々は間もなく契約交渉に入り、何が最善であるかについて話し合うだろう」

「セブとは初期段階の話し合いを始めたが、契約の期限が迫っていることはよく認識している。しかし話し合いは非常に早い段階で結論に達するだろうし、互いの一番の利益がどういったものなのかが明らかになるだろう」
「我々の関係は良好であり、自然な形で話し合うことになるだろう。わざわざ予定表に面談の日程を書き込むようなものにはならない。ディナーでもとりながら話し合いをするだろう」
「セブのことはもう何年も知っている。チーム代表としてだけではなく、技術者だったときからだ」
「昨年は互いへの理解を深めていった。そういう意味で私にとって重要な一年だった。今は、我々がともに取り組んでいるプロジェクトを重要視している」