■ルーキーのラティフィ、デビュー前最後のテストで最多周回を走行
ウイリアムズのニコラス・ラティフィが、1分17秒313(C5タイヤ)で4番手に入った。前日はメルセデス製パワーユニットのトラブルで走行時間を失ったラティフィだが、この日は全ドライバー中最多の160周を走り、挽回を果たした。ルーキーのラティフィにとって、この日がF1デビュー戦前に走行する最後のチャンスであり、レースへの準備に念入りに取り組んだ。
■マクラーレンのノリス、開幕戦に備えてレースシミュレーション
5番手に続いたのはマクラーレンのランド・ノリスで、113周のなかで1分17秒573(C3タイヤ)をマークした。ノリスはショートランを繰り返すとともに、レースシミュレーションも行い、開幕戦に備えた。

■レッドブル・ホンダのフェルスタッペン、濡れた路面でコントロールを失いコースオフ
レッドブル・ホンダは午前にマックス・フェルスタッペン、午後にアレクサンダー・アルボンを起用してテストを進めた。フェルスタッペンは31周のなかで1分17秒738(C2タイヤ)をマークし6番手、アルボンは61周を走り、1分18秒393(C2タイヤ)で10番手だった。
フェルスタッペンは、最終シケインでスピン、さらにターン5でコースオフした際にグラベルから抜け出せず、そのままマシンをとめた。赤旗でセッション中断となり、マシンはトラックでガレージに運ばれたが、フェルスタッペンは午前セッション終盤にコースに復帰している。最後のスピンの原因は、濡れた路面で滑ったため、と説明した。
