■フェラーリのルクレールが最多181周を走行
フェラーリのテスト最終日を担当したのはシャルル・ルクレールだった。ルクレールは1分16秒360(C5タイヤ)でフェラーリにとって6日間総合ベストとなるタイムをマークし、4番手となった。レースシミュレーションに取り組んだルクレールは、この日ドライバー別で最多の181周を走りこんだ。

■レーシングポイント、小さなトラブル発生も懸念なし
レーシングポイントのセルジオ・ペレスが7番手だった。154周を走ったペレスは、1分16秒634(C5タイヤ)を記録した。パフォーマンスエンジニアリングディレクターのトム・マクロウは、午前セッション終盤に電気系の小さなトラブルが発生、心配するような問題ではなかったが、念のためチェックを行ったため、ソフト寄りのタイヤでの走行時間を失ってしまったと述べている。

■マクラーレン「多数のアップデートがうまく機能した」
8番手に続いたのはマクラーレンのカルロス・サインツJr.だった。サインツは163周を走り、1分16秒820(C4タイヤ)を記録、「開幕戦への準備は整った」と述べている。チーム代表アンドレアス・ザイドルは、今週は多数のアップデートを持ち込み、それが予想どおり機能したとして、「マクラーレンにとって久しぶりにいいテストだった」と述べた。

■ウイリアムズ、メルセデスにPUトラブルの解決を求める
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、146周を走りこみ、1分16秒871(C5タイヤ)で9番手。チーム副代表クレア・ウイリアムズは、「マシンは昨年型と比べて間違いなくよくなったと感じる」とポジティブなコメントをする一方で、何度かパワーユニットにトラブルが出てプランに影響が出たとして、メルセデスが開幕までに問題を解決することを期待するとも述べている。