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投稿日: 2020.03.12 12:13
更新日: 2020.03.12 12:15

DAZN(ダ・ゾーン)F1解説担当、中野信治さんの開幕戦の見どころ「レッドブル新車のナーバスさがどのくらい深刻なのか」


F1 | DAZN(ダ・ゾーン)F1解説担当、中野信治さんの開幕戦の見どころ「レッドブル新車のナーバスさがどのくらい深刻なのか」

 そのメルセデス&ハミルトンに、レッドブル・ホンダはどのような戦いが期待できるのか。

「もちろん、ホンダには毎年期待していますが、今年はさらにその期待が高まっていますし、それは見ている側だけでなく、おそらくやっている側もそうだと思います。去年、僕もスペインGP、ベルギーGPの現場に行って、ヨス(フェルスタッペン/マックスの父)とも話をしたんですけど、ヨスも本当にホンダに期待していたし、ホンダがいるからウチの息子もこのチームにいるんだということを話していたので、まあ、それはリップサービスなのかわからないけど(苦笑)、それでもホンダに期待と信頼を寄せていることは感じました」

「モータースポーツの世界において、いかに信頼関係を築くかというのはとても重要なこと。ホンダがレッドブルのジュニアチームである現在のアルファタウリと組んで今年で3年目で、このような信頼関係を築くことができたのはまさにホンダの努力の賜だと思いますので、それをすばらしい結果につなげてほしいと思います。やはり日本人としては期待してしまいますよね」

「クルマのパフォーマンスも、テストでは読めない部分もありますし、トップチームは開幕までの短い期間でいろいろ新しいものを作ることができる力がある。レッドブルも開幕前のテストで出ていた問題を開幕までにどのくらいのレベルで修復してくるのか、そういったところも楽しみにしています。とにかく毎レース、トップ争いに絡めるようなポジションでレースをしてほしいというのが我々、いちファンとして大きく期待したいところですね」

 今年もスーパーGT、スーパーフォーミュラでチーム監督を務め、ホンダの若手ドライバーの育成も担いながら、F1中継の解説を担当する中野さん。解説をするにあたって、どのようなポイントを心がけているのだろう。

「僕は解説のプロではないので(苦笑)、そういった意味ではドライバーの目線で感じていること、普段、テレビやモニターを見てチームが見ているところ、考えていることを想像してお話するということを心がけています。クルマやセットアップの難しいことを僕が言うのも違う気がしますので、そこはメカなどに詳しい方にお任せして(笑)、マニアックな方たちには物足りないかもしれないですけど、僕はF1を見たことがない人たちにも、パッと見てなんとなくでもすぐに理解してもらえるように、基本的な部分をシンプルな内容で話すことを心がけています」

 チーム、ドライバーをリスペクトする温かい視線と安心感が中野さんの解説の評判にもなっている。

「僕もこれまで乗っていた人間なので、レースは外から見る結果だけでなく、その背景でいろいろなことが起こっているし、みなさんがモニターで見ている画面はレース、サーキット全体の本当に氷山の一角なので、そこに映っていないところでのドライバー、チーム、関係者の努力や頑張りがあるので、ちょっとのミスや結果が出ないところで我々解説している側が偉そうなことを言うのは、僕のなかではあり得ない。頑張っている人たちの立場になれば失礼なことは言えないし、中にいた人間としてその一線はいつも忘れてはいけないと肝に銘じていますし、そこは変えたくないですね」

 その中野さんの解説スタンスと、インターネットで見やすいDAZNのF1中継は、まさにこれからF1を観戦してみたいというファンに打って付けの選択肢と言える。

「F1というモータースポーツで最高峰といわれるレースを、インターネット放送のDAZNという今までとは違った切り口で伝えることで、視聴してくれる方たちの年齢などの幅も少しずつ広がっていると思います。僕だけでなく他の解説陣、スタッフ一同、そこは意識して伝えていこうと思っています。これまでのF1ファンにも楽しんでもらいつつ、若者がクルマから離れているご時世なのでF1を見たことがない新しいファンの方たちに『クルマはこんなふうに動くのか』など、難しくないところでF1の面白さを期待してほしいですし、それがDAZNの役目なのかなと思っています。今はモバイルでも見やすいですし、若者との親和性も高いと思っていますので、そのあたりを意識して、僕ができる範囲で伝えることができたらなと思っています」と中野さん。

「それにDAZNはFIA-F2、FIA-F3の放送もあり。未来のF1ドライバーたちの戦いも見れます。ホンダの若手ドライバーたちが将来F1マシンに乗ってくれることは、日本でまたF1に注目してもらうためにも非常に重要ですので、F2の若いドライバーたちにも期待してほしいですね」

 今シーズンのF1とレッドブル・ホンダ、アルファタウリ・ホンダはもちろん、そして松下信治、角田裕樹のホンダ育成出身ドライバーに、佐藤万璃音の3人の日本人ドライバーが参戦するFIA-F2も楽しみな2020年シーズン。スマホで気軽に観戦できて、見逃しても移動中でもストレスなくレースを見ることができるDAZNの活躍がまた、増えそうだ。


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