また開幕戦オーストラリアGPの中止決定が遅れた件について、リチャーズはF1にとっても判断の難しい局面だったと考えているが、それでも土壇場での判断については批判的だ。
「オーストラリアの件について、リバティの決断は非常に遅かった」
「非常に難しかっただろう。私も、簡単な決断などというつもりは毛頭ない。しかしヨーロッパ各国から多くの人間がオーストラリアへ移動したことを思えば、適切ではなかった」
「開催の1週間前には中止という決断ができたはずだ」
「新たなシーズンの開幕に向けては、盛り上がりも大きくなるし、期待感も高まる。後知恵で言うのはたしかに簡単ともいえるが、もっと良い行動がとれたはずだということに異論をさしはさむ人はいないだろう」
「ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、この件に関して多くの人の気持ちを代弁したと思う。彼は本当に成熟した大人になった。F1の良い面、意識の高さを表す存在だ。自分の正直な気持ちを声に出すことを恐れていない。そのことについて、私は称賛を送りたい」
