投稿日: 2020.05.10 13:40
更新日: 2020.05.10 13:46
更新日: 2020.05.10 13:46
F1名ドライバー列伝(2)ナイジェル・マンセル:判官びいきのファンの心を虜にした不運と良き敗者ぶり
Text:Chris Medland
2020年はF1世界選手権にとって70周年にあたる。その歴史のなかで、33人のワールドチャンピオン、108人のグランプリウイナーが誕生、数々の偉大なるドライバーたちが興奮と感動をもたらしてきた。この企画では、英国ジャーナリストのChris Medlandが何人かの名ドライバーを紹介、彼らが強い印象を刻んだ瞬間を振り返る。
今回紹介するのは、F1でタイトル1回、優勝31回、ポールポジション32回を獲得したナイジェル・マンセル。1980年にロータスからF1デビュー、1985年から1988年までウイリアムズで走り、1989年と1990年のフェラーリ時代を経て、1991年にウイリアムズに復帰し、1992年に39歳で念願のF1タイトルを獲得した。1993年にインディカーでチャンピオンになった後、1994年終盤に再びウイリアムズでF1に出場、1995年序盤2戦をマクラーレンで走った後にF1から引退した。