メルボルンでのオーストラリアGPが1回目のフリー走行開始数時間前に中止になったことを振り返ったハミルトンは、「制度に大きな衝撃を与えた」出来事だったと振り返った。
「あの木曜日、自分たちがここにいるべきか否かについて、僕は自分の意見を述べた」
「次の日に目を覚ました時は、これからマシンに乗り込むんだという興奮を覚えていたが、その後、コースには出られないと聞いた。ひどく非現実的に思えたよ」
「その後、何が起きるのか分からなかった。1回目のフリー走行は走れなくても、2回目と予選は実施されるかもしれないと思った。あの週末に過ごした時間はきついものだった」

他のドライバーたちと同様に、ハミルトンもまたメルセデスの2020年型マシンW11の性能をグランプリの週末に評価できる時を待ち焦がれている。
「十分走って、自分のマシンのポテンシャルをフルに発揮したというドライバーは、まだ誰もいない。早くコースに戻りたい。走れる日を心待ちにしている」
「自分が大好きなこと、自分がやっていることへの感謝の気持ちを、より一層強く感じるはずだ。そういう面においては良いことといっていいかもしれない」
「今の経験が、より大きなエネルギーとひらめきを与えてくれる。この素晴らしいチームと仕事を続けていきたいという思いを強くさせてくれるんだ。だからこれからのことを考えるとわくわくするよ」