追加グランプリ開催地の候補といわれているのは、フェラーリが所有するイタリアのムジェロ、イモラ、ポルトガルのポルティマオ、ドイツのホッケンハイムなどだ。
「ヨーロッパにはたくさん優れたサーキットがあるので、より大きなシーズンにするために、ひとつかふたつ、加えるかもしれない」とブラウン。
「今取り組みを行っているところなので、まだ発表するつもりはない。発表した後で変更するような事態は避けたい。一方で、関係者が準備できるよう、十分な余裕をもって発表する必要がある」
「シーズン後半の何戦かは観客を入れて行いたいと思っている。その場合はチケット販売のための時間も考慮する必要がある」
ブラウンは、シーズン終盤のバーレーンが2連戦になる可能性を認め、その場合には異なるレイアウトを使用することも検討していると語った。バーレーン・サーキットには複数のレイアウトが備わっている。
「バーレーンの魅力のひとつは、多数のレイアウトが使用可能なことだ」とブラウン。
「つまり、バーレーンにとどまりながら、ふたつの異なるレイアウトでレースをすることができる」
「ほぼオーバルのレイアウトがあり、そこでレースをするのは面白そうだ。すべてのレイアウトがFIAのグレード1ライセンスを取得しているので、検討の対象となり得る」
「ただ、2種類のレイアウトを使用するとなると、サーキットでは膨大な作業が必要になる。そのため早めに決断する必要がある。それも考慮しなければならない」