フェルスタッペンは無線で何を聞いたと思うかと聞かれたホーナー「彼はそのラップでは何も聞いていないはずだから、何かを聞いたのはその前のラップでのことだろう」と答えた。
「フェルスタッペンにはプッシュするように言い続けていた。ニコ(・ロズベルグ)とのギャップを縮め、アンダーカットしようとしていたからね」

しかしながらホーナーは、それがピットインの指示と解釈されることなど起こり得ないと述べた。
「プッシュの指示は前のラップでのことだから、彼はピットを通り過ぎるはずだった」とホーナーは述べた。
「どこからの指示なのかわからない」
「フェルスタッペンにとって残念なことだ。レースはとても順調だったのにね」
「彼はキミ(・ライコネン)にいいところまで迫っていて、25周目まではうまく行っていた。結局はリタイアとなったから、それも無に帰したわけだがね」
フェルスタッペンのトラブルはメルセデス勢のタイトル争いを有利にしてしまった上、フェルスタッペンのリタイアによるVSC(バーチャルセーフティカー)導入により、ルイス・ハミルトンの後ろで2番手を狙っていたチームメイトのダニエル・リカルドの順位を下げてしまうことになった。