「金閣寺が見られなかったのは残念だったけど、京都は街全体がとても趣があるから、僕たちはみんな日本の伝統を感じて、素晴らしい時間を過ごすことができたよ」と、ご満悦の様子だった。
昼間は運転手付きのハイヤーであちこちをめぐり、夜は大好きな鉄板焼きに舌鼓を打って、英気を養ったロズベルグ。数日後の日本GPではポール・トゥ・ウィンの完勝。オースティンのメルセデスAMGのホスピタリティハウスで後日、京都観光の話をノルテとしていると、フィジオのシュレッサーがホスピタリティハウスに置いてあったデザートを運んできてくれた。
怖いくらい、ロズベルグ陣営はオースティンでリラックスしていた。タイトル決定がさらに近づく残り3戦でも、このリラックスした雰囲気を続けられるかどうか。コース上でのパフォーマンスだけでなく、精神的なコンディション管理も重要な要素となっていくに違いない。そのためにロズベルグ陣営がどんな仕事をするか。チーム・ロズベルグの初戴冠へ向けた戦いを見守りたい。