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●崖っぷちの男が見せた皇帝の遺伝子

 ミハエル・シューマッハーを父に持ち元F3王者でF2参戦2年目のミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)。F1へステップアップするには是が非でも今シーズン、結果を残す必要がある。

 そんなシューマッハーはファイナルラップまで前をいく3番手の周冠宇(ユニ・ヴィルトゥオーシ)に肉薄。最終的に追い抜きは叶わなかったが、レースを大いに盛り上げた。自身もファンも、勝利が待ち遠しい。

●悔しさをバネに/角田裕毅

 こちらはF1の登竜門F2で一幕。デビュー2戦目でポールポジションを獲得した日本の角田裕毅だったが、無線トラブルやピットでのタイムロスなど重なり、悔しい2位。

 それでも強豪ひしめくレッドブル育成ドライバーの中では今シーズン最速の表彰台獲得となり、レッドブル陣営への大きなアピールとなっただろう。次に狙うは優勝のみ、嫌でも期待を集めてしまう20歳の若武者に注目だ。

●父に捧げる勝利/ロバート・シュワルツマン

 昨シーズンのFIA-F3王者で、今シーズンからF2にステップアップしたプレマ・レーシングのロバート・シュワルツマン。安定感抜群の走りは健在で、角田との一騎打ちを制し見事初優勝。

 ところでシュワルツマンの父ミハイルさんは今年4月、新型コロナウィルス(COVID-19)に感染し、52歳で他界していた。彼にとって今回の勝利は父に捧げる、忘れられない、感慨深いレースとなった。

●これぞ新様式のトロフィー授与

 ソーシャルディスタンス確保のために、新様式なトロフィー授与が行われた。なんとトロフィーが置かれたボックスがドライバーの前に自動で移動するのだ。

 ラジコンによる遠隔操作のシステムが組み込まれていると推測できるが、この様子に人気映画、スターウォーズに登場する「『R2D2』を彷彿とさせる」なんて意見も聞かれた。

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