更新日: 2016.10.28 07:08
ブレーキトラブルに悩むハースF1、メキシコGPでマテリアルを変更
アメリカGP直後、ハースF1チームのボス、ジーン・ハースはチームのマシンに幾度となく発生するブレーキトラブルについて、根が深い問題であり、サプライヤー変更などで簡単に変わるものではないだろうと述べていた。
ハースは「問題を完全に把握するまでは特定の問題(が原因)だとは言いたくない」と語った。
「だが、カーボンファイバーと金属リングの間にあるスプラインに関連しているようだ」
「(スプラインの)トレランスが少し広いとか、そういうことがあるのかもしれない。それによってカーボンファイバーが勝手に動いてしまい、ダメになってしまう。だからトレランスの問題なのかもしれない」
「カーボンファイバーは基本的に塑性体であり、燃焼してダストが発生することも心に留めておかなくてはいけない。燃えることによる問題もあるのかもしれない」
サプライヤー変更も選択肢にあるのかと尋ねられたハースは「恐らくサプライヤーに問題があると言えるほど単純なことではない」と答えた。
「今のところ、我々が対処しきれていない何らかのプロセス、もしくはトレランスの問題だ」
「(アメリカGP決勝で)エステバンがブレーキを踏んだ瞬間を見てもらえれば分かるだろう。右のホイールはロックアップしているのに左のホイールは回転し続けている。ブレーキ3つでは運転できないよ」
「この問題を修正しなくてはいけないし、来年に向けて選別をしなくてはいけない」
「多くのマシンがこの(ブレンボ製の)ブレーキを使用しているので、誰もが修正に関心を抱いている」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています