トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストは、F1は「馬鹿げた」ペナルティを廃止し、ドライバーにはレースをさせて事故を起こさせればいいとの考えを述べた。
これまでにも、接触やコースアウト後に順位を上げるといった違反行為で幾度となくペナルティが科せられてきたが、最近になってFIAはディフェンスの際の動きも取り締まっている。しかし、トストはF1はエンターテインメントであり、現在は間違った事柄が優先されているとの意見を、グランプリ開催中のメキシコで話している。
「ドライバーが他のドライバーに接触したというだけでペナルティを与えるなどという、馬鹿げた行為は廃止すべきだ。そんなことでスチュワードのところへ行って、ペナルティをもらうべきではない」
「我々には面白いレースが必要であり、クラッシュは起きるときには起きるものだ。そして、人々が見たがっているのはそういうものだ。F1はエンターテインメントでもあるのに、いまの我々は安全面に関する部分を気にかけすぎている。F1が危険なことは承知しているが、もうコース上では何も起きていないじゃないか」
トストはライバル同士の差を縮め、タイトル獲得のバトルをより面白いものにし、劇的な展開を作り出すことに集中するべきだと主張する。