更新日: 2020.08.27 15:02
無観客での開催が続くF1、ポルティマオとイモラで観客の入場を目指す。現地観戦には厳しい制約も
イモラでのレースはその1週間後だが、主催者は観客を迎え入れることができると、慎重ながらも楽観的な姿勢でいる。
「観客を迎え入れることができる可能性があると期待している」とエミリア・ロマーニャGP主催者のウベルト・セルバティコ・エステンセはイタリアの『Autosprint』誌に語った。
エステンセは、エミリア・ロマーニャ州のステファノ・ボナッチーニ州知事が、9月に開催されるMotoGPの2レース(第7戦サンマリノGP、第8戦エミリア・ロマーニャGP)に向けて、すでに近隣のミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリにファンを入場させる許可を出していると語った。
「ボナッチーニ州知事は、ミサノで最多1万人の観客の入場を許可する条例を出した」とエステンセは語った。
「ここの収容人数から、10月末から11月初めのイモラでも可能だと考えている」
またエステンセは、イモラではこれよりも少し多い観客を入れることを期待しているという。
「我々は完全な安全策の元で、さらに多くの観客を入れるよう取り組んでいる」
ファンが入場できようがそうでなかろうが、このレースはF1の歴史のなかでも注目の一戦になるだろう。イモラは2006年シーズンのサンマリノGP以来、14年ぶりにグランプリを開催するのだ。
「我々にはグレード1の認証を有効のまま維持し、F1を開催できるようにしておく良識があった。我々は(F1のレースディレクターの)マイケル・マシが認める安全レベルを実装してきたのだ」
「こうしたことから、我々のトラックは、世界でも最高だと見なされているのだと思う」