そのガスリーさんは、ひとりだけハードタイヤでスタートです。
10周目のセーフティカー導入時にステイアウト。
スタートでハードタイヤを選択した以上、2ストップにはしないため、ここはステイアウトの一手でしょう。
その後、ハードタイヤで26周走られ、ピットストップで15位まで順位が落ちましたが、
残り18周はミディアムタイヤで、スパだけにスパスパ抜いて8位入賞! スパらしい!
ミディアムとハードに大きなタイム差がないとはいえ、スタートでのハード選択には疑問もありましたが、結果的にはナイスチョイスだった気がします。
前半は持ちのいいハードでゴリゴリ攻め、後半は路面温度が下がってきて、ハード勢が苦戦するなかでミディアムでゴリゴリ攻める。
まさに攻め続けですな!
ほかの要因も相まっての結果ではありますが、タイヤ選択は最高にハマってたのではないかと思います。
納得のドライバー・オブ・ザ・デーでございました。
……話はちとズレますが。
ガスリーさんの好印象なレースが多くなると、また親チームにカムバック? なんて想像もしてしまいます。
でもマックス・フェルスタッペンさんの好みのセッティングは、割とピーキーな気がしておりまして。
過去のチームメイトがもれなく苦戦しているのを見て、来年のチームメイトも心配になってしまう今日このごろ。



ガスリーさんとおなじくステイアウトされたセルジオ・ペレスさん。
履かれているタイヤはソフトタイヤでございます。
なぜピットインしなかったのか謎と言われ続けておられましたが、レース後のご本人のコメントを見ても謎でした(笑)。
ピットイン後、最下位から再びポイント圏内へと駆け上がるペレスさん。
今回のペレスさんは、人の2倍働いておられますな!
今回のガスリーさんしかりペレスさんしかり。
最近、ポジション重視の作戦が多いなか、後ろからゴリゴリ抜く作戦(結果論)が複数見られて新鮮でございました。