F1メキシコGP決勝トップ10ドライバーコメント
■ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング
フェリペ・マッサ 決勝=9位
本当に難しいレースだったよ。1周目はすごく良かったんだ。一気に何台もパスして、6位まで上がっていたからね。ピットストップでミディアムタイヤに交換したあと、最初15周ほどはかなり苦しんだけど、それはプラクティスでも経験済みで、予想はしていた。実際、その後は徐々にグリップが良くなって、最後まで(セルジオ・)ペレスと戦い抜くことができたんだ。ポジションを守るのは楽でなかったけど、最後までプッシュし続けた。だから、この結果には十分に満足している。
(フォース・インディアに)1ポイントだけ差を広げられてしまったものの、彼らとの戦いをあきらめることはない。シーズンの最終戦までこの戦いを続けるつもりだ。
僕自身は次のホームレースを心から楽しみにしている。ただ母国にいるだけで、ブラジルの人々と一緒にいるというだけで、最高の気分になれると思う。ブラジルGPでは、いつも母国のために最高の成績をあげようと努めてきた。僕はブラジルを愛しているし、この(現役最後の)週末は決して忘れられないものになるだろう。僕はこのところのすばらしいレースを、どれもできる限り楽しもうと思っているけど、なかでもブラジルでのレースは最高の思い出になるはずだ。
メキシコのファンへのメッセージ? まず、グラシヤス(ありがとう)と言いたい。みんなのサポートに心から感謝している。この週末のことは、一生記憶に残ると思う。この国の人々が、どれほどF1とモータースポーツを愛しているかを目の当たりにして、ただ驚くばかりだった。みんなのことは決して忘れないよ。
■サハラ・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=10位
何とか1ポイントは獲ったものの、ひどくイライラさせられたレースだった。ずっとウイリアムズ勢につかまって、とうとう彼らを抜けなかったからだ。できることをすべて試しても、彼らはストレートがものすごく速くて、どうにもならなかった。フェリペ(・マッサ)に対して、仕掛けられる距離まで接近したことも何度かあったけど、やはり抜くことはできなかったよ。
戦略面で、何か違う手を打てたかもしれない。僕らはミディアムタイヤを少し過小評価していたようで、実際には予想していたよりずっとライフが長かったからだ。もう少し早めにピットインして、ミディアムで長めに走ることもできたかもしれない。その点については、あとでよく分析して、違う結果になる可能性があったかどうか、理解しておく必要がある。
最終的には10位だったにもかかわらず、ファンは僕に声援を送り続けてくれた。彼らはどんなときにも僕を応援してくれるし、週末を通じて彼らからポジティブなエネルギーをたくさんもらった。できればもっといい成績で応えたかったけど、それでも今日が今年一番の楽しいレースだったことは間違いない。