Mineoki Yoneya

 首位ボッタスは13周目のターン1で右フロントを激しくロックアップさせてオーバーシュート。ハミルトンがすかさずターン2でアウトに並びかけてボッタスをかわし首位にたった。ボッタスはピットインしてミディアムに履き替えてリカルドの後方4番手でコースに戻る。

 ライコネンは14周目のターン1で止まりきれず、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)を弾き飛ばすかたちとなりラッセルはマシンを止めてリタイアを余儀なくされた。これでVSC(バーチャルセーフティカー)となり、首位ハミルトン、2番手フェルスタッペン、4番手リカルドはすかさずピットインを済ませる。ライコネンは左フロント翼端板を壊した上に10秒加算ペナルティが科された。

 VSCは間もなく解除となるが、アルボンと争うクビアトはターン14をカットしてしまい、その直後にアルボンに接触されてフロントウイングを壊し1周走ることを余儀なくされる。

ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
2020年F1第11戦アイフェルGP 接触により、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)のマシンからフロントウイングが脱落

 17周目、ボッタスはパワーユニットにトラブルを抱え、ドライバーディフォルトをかけるものの問題は改善せず、ピットインしてリタイアを余儀なくされた。

 9番手アルボンは8番手ガスリーを抜けずに苦戦し、22周目のターン1で右フロントをロックアップしてあわや接触という場面も。アルボンはガスリーのドライビングがハード過ぎると非難するが、タイヤには激しくバイブレーションが出ている。オコンはマシントラブルでブレーキとギヤシフトを失ってピットに戻りリタイアを強いられた。

 アルボンは23周目にピットイン。その直前にクビアトとの接触に対して5秒加算ペナルティを科されたが、チームは作業せずマシンをガレージへと戻しリタイアとなった。

アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第11戦アイフェルGP リタイアに終わったアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)

 リカルド以外の中団グループ勢は1ストップ作戦を狙っているが、25周目には中団トップのノリスのパワーユニットにもトラブルが発生しパワーを失う。ディフォルトを実行するが症状が完全には改善しないものの、走行を続ける。

 28周目にペレスが先にピットインしノリスに対してアンダーカットを仕掛ける。しかしガスリーに引っかかってしまいタイムロス。ノリスはパワーが悪化していると訴えながらも29周目にピットインし、ミディアムに履き替えてペレスの前でコース復帰を果たした。

 しかし30周目のバックストレートエンドでノリスはディプロイメントが切れ、ペレスがターン13でインに飛び込んで実質的中団トップを取り戻す。ペレスは33周目にはシケインの立ち上がりでルクレールをパスして4番手へ。しかしルクレールもメインストレートでDRSを使って抜き返す。だがペレスは再びターン13で抜き返して再逆転を果たした。3番手を走るリカルドはなんとかタイヤをいたわって最後までもたせようとしている。

 ルクレールは36周目にピットインし再びミディアムタイヤを履き、ガスリーの前10番手でコースに復帰。ライコネンとベッテルをかわして7番手まで浮上し、ペースの落ちたノリスを追いかけていく。

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