スチュワートは、ハミルトンの目覚ましい成功がメルセデスF1チームが覇権を握るなか成し遂げられたという事実を強調している。
しかしメルセデスF1チーム代表のトト・ウォルフは、毎年グリッドで最高のマシンを与えられているためにハミルトンが偉業を達成したと単純に判断するのは不公平だと考えている。
「私の意見では、それはまったく公平ではないと思う」とウォルフは語った。
「レースに勝ち、タイトルを獲得することは、このスポーツでは常にチーム単位で行われていることだ。とはいえ、ドライバーは、最高のマシンに乗れる立場に自分を持っていく必要がある。才能があり技術があるドライバーたちが、誤った決断、賢明でない決断を下すケースは山のようにある」
「その点で言えば、2013年に我々のチームに加入したのは彼だった。だから彼が、我々のマシンに乗り込み、我々が用意するツールを使い、コース上で結果を出すことができるのだ。もちろんこの業績には、(チームとドライバーという)ふたつの要素が常にある」
