──ポルトガルGP後の会議で2022年以降のエンジン凍結の議題が出た場合、メルセデスは賛成したいと、トト・ウォルフ(チーム代表)が言っていました。
山本雅史マネージングディレクター(以下、山本MD):トトはホンダに対しても、非常に大きな敬意を持ってくれてますね。ニュルブルグリンクの会見の際にも、その前の雑談で「自動車メーカーとしては、理解できる決断だ」と言ってくれたり。なので今回も、いい話をしてくれてるなと思いました。
──現時点でレッドブルからホンダに、具体的なリクエストなどはあるんでしょうか。
山本MD:これはレッドブルも言っていることですが、2022年の技術レギュレーションがどこに着地するか、それが大前提です。それによってレッドブルからホンダへの要望も正式に出てくると思います。そこがクリアにならない限り、来年末に終了するホンダとしては2022年以降の開発はできないわけで。それをするのなら、撤退する必要はなかった。レギュレーションの方向性が決まらないと、正式な話し合いに進まないでしょうね。
もちろんヘルムート・マルコ博士やクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル・ホンダ)、フランツ・トスト代表(アルファタウリ・ホンダ)から非公式な相談事を受けたりもしてますが、正式には何も動いてません。
──会議次第ということですね。
山本MD:そういうことです。



